火曜日は、全国学力・学習状況調査(学力テスト)が行われました。
北海道でも学力向上という名のもとに、この日にむけたとりくみがなされてきました。
しかし、本来の目的(=子どもたちの学力や教育環境を客観的に把握し、改善に役立てる)からかなりずれてきているようです。
マスコミが、各都道府県の順位を大々的に取り上げ、全国平均より下か上かの点数だけが教育そのものの結果であるかのような錯覚に陥らせているからです。
いきおい、何とか点数を上げたい気持ちに各都道府県教委も、学校もなってしまいます。
馳文部科学大臣はこのたび、行き過ぎた学力テスト対策に異議を唱えました。
http://www.news24.jp/articles/2016/04/20/07328228.html
学力テストの点数を上げるために、子どもたちに対して過去問にとりくまさせていたのは、本末転倒だという指摘です。
全くその通りですが、
文科省は、各都道府県の担当者に 学力対策をどうすべきか細かな指示をしていたとも聞きます。
その指示の中に、過去問対策へのとりくみの指示はなかったのでしょうか?
過去問の対策は、教育委員会と学校の単独の判断だったのでしょうか?
現場で学力調査の試験対策がどうなっていたか、そして、本来の教育はどうあるべきか、
私たち、教職員組合の声をとりあげてほしく思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿